「ぶらり途中下車の旅・火の国編」




第二回〜やっぱり美味が好き〜
「最初の殺人はここだな・・・」
はやぶさにはロビー車輌があった。
かつてはここで小粋なバーでもあったのだろう、カウンターらしきものの名残もあった。
「窓が大きくてここで夜を過ごすのはステキかも・・・」
その思考は数秒で断ち切られた。どこかのオヤジの団体が宴会を始めたから。
騒ぎながらどこかへ移動か・・。それも楽しそう。


「下関といえば」
窓から瀬戸内海に昇朝日が見えた。
う〜ん、これぞまさに旅情。


少しまどろんだ後、下関駅に着いた。
朝早い時間だというのに売店が開いている。・・・。そうか!ふぐだ! いきなりの無計画出発だったので、下関に止まる事なんて知らなかった!
早速降りてふぐめしとてんぷらうどんを買う。てんぷらは勿論ふぐ天だ。 関西系の透き通っただし汁。うまい・・・。ふぐ天も・・・。
はやぶさの中には売店が無い。だから実に何時間かぶりのまともに暖かいごはんだ。 ふぐ天が光り輝いて見えた。
たぶん幻覚では、ない。





それにしてもなんてラヴリーな容器なのだろう。 豚鼻に赤い口紅にも見えるけどきっとこれが口なんだろうなあ・・・。
中身の写真を撮り忘れたけど、美味しかった。ふぐの炊き込み御飯にふぐのから揚げ、 そしてふぐの身が入っていた。ふぐ尽くし。
どれも美味い・・・。炊き込み御飯はこの時期限定だそうだ。
ふぐを最初に食べられることを発見した人を尊敬する。 普通だったらあんなに強い毒であきらめるだろうに。
先人達の英知のおかげで今は私はこんなにも美味しいものにありつける。



「とりあえず熊本到着」
ブルートレインの旅は思いのほか快適だった。
熊本で目指したのはまず熊本城。ちょうど熊本城祭りというのをやっていて、 全国各地のラーメンと酒まつりがやっていた。
喜多方の坂内ラーメンなどのメジャーどころも来ている。しかし・・・。 なんで地元のくまもとラーメンがないの?!
ここはお腹がすいたけどガマンして街で食べることに。
しかし、ごはん大好き星人の私が美味しい匂いに囲まれてじっとしていられるはずは無い。
たまらず売店に駆け込むとそこにはうにおにぎりというものがあった。
聞いたことないもんだ。熊本オリジナルなのかしら・・・?
そんなことはどうでもいい!一口食べる。うま・・・。美味しいわぁ・・・、うっとり。
おにぎりにウニ味噌をまぶしただけなのだろうか・・?深く考察もせず速攻で食べてしまったから分からなかった。
そして我々は熊本市街を目指した。
目的は勿論、くまもとラーメンを求めて、だ!

〜第三回へつづく〜


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